日本国内でカジノをプレイする場合、様々な方法がありますが、その名称は少しややこしくなっています。
オンラインカジノを略してオンカジと言ったり、インターネットカジノを略してインカジと言ったり、それと同様の意味でカジノカフェというものが存在し、また別の意味でカジノバーというものが存在します。
これらはそれぞれ合法のものもあれば、違法のものもあり、現時点ではグレーのものも存在します。
そして、これらの中で完全に違法であり、逮捕者が出ているものがカジノカフェ(インカジ)です。
カジノカフェとは、基本的な運営はインターネットカフェとして行っており、その店内で客がパソコンを使ってオンラインカジノに接続しギャンブルをプレイするというものです。
客は店員に対して現金を支払い、ポイントを付与されます。
多くの場合100円が1ポイントに換算されます。
そしてそのポイントを利用してインターネット上のカジノサイトでスロットゲームをしたり、ブラックジャックやバカラなどのテーブルゲームを楽しんだりします。
そして最終的に増えたポイントを現金に交換してもらうことによって、ギャンブルに勝てば利益が出て、ギャンブルに負ければ損失が出るというシステムです。
このカジノサイトは、多くの場合、サーバーがフィリピンにあり、日本国内ではありません。
つまりカジノ自体に違法性は適用されないのです。
ということは、一般的に個人でプレイされているオンラインカジノ(オンカジ)と何が違うのでしょうか。
通常のオンラインカジノの場合、はじめに海外の決済サイトを利用して現金を該当のオンラインカジノの口座に入金します。
そしてカジノの中で使われたお金は、再び決済サイト経営して手元に戻ってきます。
つまりプレイヤーとカジノ側は直接お金のやり取りを行わないということです。
しかし、カジノカフェの場合客は現金でポイントを購入しています。
店側客が支払った現金に対してポイントを付与しています。
つまり、完全に国内で現金のやりとりが行われているのです。
そしてギャンブル行った結果そのポイントが店側から換金されるということで常習賭博罪が国内で成立するということです。
通常のオンラインカジノが合法とは言えないまでも違法になっていない。
という状況に対して、このカジノカフェはこの部分において明らかに違法であるため、摘発されているのです。
インカジやオンカジ、カジノカフェやカジノバーなど様々なものがありますが、完全に違法であり逮捕者が出ているのはインカジ、カジノカフェです。
もしインターネットカフェを利用する際に「カジノがプレイできる」という言葉を見たら気をつける必要があります。